2021年2月12日、大阪大学人間科学研究科にて、一般社団法人地域情報共創センターと「大阪大学オムニサイト(OOS)」協定の調印式を行いました。
一般社団法人地域情報共創センターは、地域生活に関連する様々な問題を解決するために、あらゆる個人、法人、団体、学会、行政等との連携を通じてこれらの課題解決をすることを目的とする団体です。
調印式は新型コロナウイルス対策をした上で実施されました。まず、大阪大学人間科学研究科・山中浩司教授(未来共創センター長)から開催の宣言がありました。その後、研究科長の臼井伸之介教授よりご挨拶とともに、今回のOOS協定締結への感謝と活動のさらなる進展への期待が述べられました。
「OOS、オムニサイト協定は大阪大学人間科学研究科附属未来共創センターのプロジェクトの一つです。オムニサイトは産官、社学連携により社会の中の企業、財団、社団、地方自治体、NPO、NGOなど様々な団体と学内外でセミナーやイベントを行い、さらにボランティア活動など社会的活動を行う場となるものです。今回の協定では一般社団法人地域情報共創センター様とOOS協定を結ぶことになりました。一般社団法人地域情報共創センター様はこれまで稲場先生が中心となり実施してきましたITを用いた防災、見守りに関する共同研究や地域資源とITによる減災見守りシステムの構築など、特に独立電源通信システム『たすかんねん』の実証実験、およびその社会実装にあたって主導的な役割を果たしていただいております。これまでのご協力に深く感謝いたします。今回の協定が今後のお互いの活動をいっそう活性化させ、大阪大学の教育研究が大いに向上することを期待しております」
(人間科学研究科長・臼井伸之介教授)
今回OOS協定を締結された一般社団法人地域情報共創センター・小島誠一郎代表理事、および、担当教員である人間科学研究科・稲場圭信教授からも活動に関するご説明と今後の抱負をいただきました。
「地域情報共創センターという名前は、未来共創センターの名前を意識した形で、私たちも足並みをそろえた形でやっていきたいと思い付けさせていただきました。『たすかんねん』やいろいろな取り組みを全国に知っていただく、使っていただく。このような形の取り組みを大阪大学の皆様や、かかわってくださる企業の方などと一緒に、今後も全力を尽くしてやっていきたいと考えています。新型コロナの影響はありますが、新しいものをコロナの中でどうやっていくかというところで新たな知見が得られると思います。是非一緒になった形で今後ともやっていけたらと考えております。よろしくお願いします。ありがとうございました」
(一般社団法人地域情報共創センター・小島誠一郎代表理事)
「私自身は大阪人間科学研究科の一教員ですけれども、この活動に関わってきた一人として大変有難く思っております。もうすでに小島代表理事の方から説明がありましたけれども、パートナーという形で地域の安心安全の仕組みづくりを一緒になって進めてきた仲間です。大阪大学人間科学研究科附属未来共創センターは産官、社学連携、今までの従来の研究室に閉じこもってのあり方ではなく、様々な社会のアクターと連携して地域の課題に専門知とそれを統合して統合知、共創知として学生を参加しながらいろいろな問題を解決していくことを目指しております。地域の安心・安全のために、というブレない当初の想いでやっていけたらと思っております」
(大阪大学人間科学研究科・稲場圭信教授)